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仕事や心理について

100社以上落ちて超絶ブラックに新卒入社した話 インターン編

100社以上落ちた挙句、超絶ブラックに就職し入社式までインターンをすることになった私は、不穏な雰囲気をいくらか察しつつも指定された店舗に向かうのだった。

店舗につくと同期と見られる人が1人店舗の前に立っていた。他にも2人来るようだが、指定の時間近くになっても店が開く気配はない。

しばらくするとアルバイトらしき中国人の女性が現れた。

挨拶をすると、なんだかよくわかっていない感じが伝わってきた。おそらく伝わってなかったのだろう。とにかく中に入れてもらい、店の中で待つことにした。

先に来ていた彼としばらく自己紹介的な話をした。東北出身で、体育系大学出身者のようで、そのわりには体育会系な感じはしない人だった。

しばらくすると、残りの2人が現れた。遅刻ではあるが、会社側も遅刻なのでなんともいえない。とりあえず自己紹介しながら、おそらく本日のインターンを仕切るであろう店長を待った。中国人スタッフに店長のことを聞くと、店長は日常的に遅刻というか、いつ来るかわからない感じの人のようだった。

「それってどうなんだ…?」

と、ブラック企業の香りをかぎつけつつ、それを振り払った。

集合時間から30分ほど経過してやっと店長が現れた。

その後社員らしき人たちも現れ、インターンがスタートした。初日は各新卒に、1人社員がついて、周辺企業に飛び込み営業をしていくという内容だった。カリキュラムというかスケジュール的なものはなくて、「とりあえずやっとくか」というような雰囲気だった。

外に出て飛び込み営業が始まった。まず、1回だけ見本を見せられて、「もうできるっしょ?」と言われた。とにかくやるしかなかった。

どもりながらも、何回かやって徐々に慣れてきた。

付き添いの社員は途中から「ビル3棟とりあえず上から下までやっといて!」と言い残して居なくなった。とにかく昼過ぎまで飛び込み営業をやって、その後はビラ配りをした。気温が低いにもかかわらず、お店のユニフォーム(半袖)を来て配るように言われた。「寒そうに見えるほうが貰ってくれる」とのことだった。

初日は3人で1000枚を配布した。ビラ配りは慣れてくると楽しくなってくる仕事だった。どうすれば受け取ってもらえるのかを考えるのが面白かった。恐ろしく寒いことを除けば、だが。

18時を過ぎるとキャッチをするように言われた。飲みそうな人たちに声をかけてお店に連れてくる仕事だ。私はこれがインターンの内容の中では一番好きだった。飲み屋を探している人を見つけて、アプローチして、交渉するという過程が楽しかった。

インターンは5日間だったが、次の日からもう社員はおらず、インターン生だけで活動することになった。午前中は、4人でエリア分けした区画へ飛び込み営業をかけ、ビラを配って人が来る確率は3%という社員から聞いたなんの根拠もない情報から、現状の来客数50名から、150名を上乗せするために、5日間で5000枚を配ることにした。

ビラ配りをはじめて3日くらいになるとお昼が満席になることも増えてきた。ビラにクーポンがあったのと、新規開店という触れ込みがよかったようだ(実際のところ新装であって新規ではないが)でも店員が1人しか居ない上、私達は未経験なので、オペレーションはぐちゃぐちゃだった。これで売上3倍になんかしたらパンクするんじゃないかと思ったがとりあえず、集客は続けた。

最終日までに売上は2倍程度になっていた。

最終日、売上は目標の3倍に届きそうもなかったが、閉店間際に全社員がサプライズで来店した。そして目標達成までの金額分を注文し、インターンの目標は達成ということになった。本当は未達ではあるが、それなりに達成感があった。少なくとも、かなり売上を増やせたことは事実だったから。

インターンの内容をしっかりとやり続ければ、ところどころ荒いところが目立つが、うまくいきそうな感触もあった。

そして、入社式を迎えた。

新卒の誰もが、インターンでやったように飲食店のコンサルティング業務をするのだと思っていた。しかし、インターンでやったような仕事をすることは退職までほとんどなかった。地獄のはじまりはここからだった。

続き

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