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仕事や心理について

100社以上落ちて超絶ブラックに新卒入社した話 入社編

謎の異動

最初の事件が起きたのは入社式だった。

入社式のあと、事務連絡とともに全員に差し出されたのは一枚の辞令と書かれた紙であった。辞令には、子会社への出向を命じる文章が書いてあった。

出向とは本社勤務の人間が、子会社へ一時的に異動することである。基本的には本社へ戻ってこれる。(例外は多々あるが)

新卒は15名ほどいたが、子会社の違いはあれど、全ての新卒が出向することになった。周囲に不安の空気を感じつつも、入社式後の役員との会食の為移動することになり、不穏な空気のまま入社式会場を後にした。

流石にこの時点で、本社にもどることはおろか、会社自体が数カ月後に消滅するなどということを想像できた人間はいなかっただろうと思う。

泥流

入社式のあとのことは何一つ聞かされてなかった。会食の後は明日からの仕事についての説明が少しある程度で、帰るものだと思っていた。

その予想は全くのはずれだった。会食後、新卒は各子会社ごとに分けられ、移動することになった。ここで別々になった新卒のメンバーは二度と顔を合わすことはなかった。

移動先は神宮球場だった。

フランチャイズで運営している担々麺の店舗に到着した。フランチャイズ店舗の説明かと思いきや、「今日はここの手伝いをしてもらうから」と言われた。ちなみに入社式後なので、みんなスーツに革靴である。しかも簡単に手伝うのではなく、ガチである。さらに言えば、全く説明もない。急にエプロンだけ渡されて、やれといわれた状態だ。この時点で私はこの会社がブラックであることをほぼ確信した。

しかし新卒は逆らえない。ただ、泥に流されていくだけである。

序盤から廃人状態

店長とおぼしき人物に散々叱られながら、帰っていいと言われたのは22時を過ぎてからだった。クタクタだった。さらに、明日は7時に集合するように言われ、絶望が思考を支配した。

それから毎日朝から晩まで働くことになった。休憩もなく、革靴で何時間も立ちっぱなしのため、1週間もすると足の裏に激痛がはしるようになった。疲れて声が出てないと店舗裏に呼び出され、淫語を大声で叫ばされたりもした。

2週間後、私は高熱をだし、太ももから臀部にかけて謎の疱疹が出て、激痛により動けなくなってしまった。入社して1ヶ月も立たないのに、既にボロボロだった。おまけに会社の不備で健康保険証もまだ未発行なため、病院にもいけないという有様であった。

2日ほど休み、ある程度回復したところで出勤すると、来週からは神宮から開放され、別店舗にいくことを知らされた。

つづき

shigoto-toha.hatenablog.jp