読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

EsIdea -仕事について考える-

仕事や心理について

100社以上落ちて超絶ブラックに新卒入社した話 退職編 前編

店舗異動先は赤坂だった。

7時に店舗前で店長と待ち合わせだったが、7時を過ぎても現れない。8時になるとアルバイトらしき中国系の男性が現れた。

今日からここで働くことになったが店長が来ないと話すと、携帯で店長に連絡をしてくれた。ぐっすり寝ていたようだ。

さらに30分後店長が現れた。軽く謝って店舗を開けると大急ぎで準備を始めた。仕込みかとおもいきや、弁当の準備だった。

絶望的なスケジュール

店舗の1日のスケジュールはこうだ。7時に店を開け、11時までに弁当を作りランチ開始。1人は弁当の配達へ。ランチ営業が15時に終わり、夜の仕込みを開始。17時にディナーを開始。店が閉まるのは客が帰るまで。

店長はだらしがない人だったが、悪い人ではなかった。自分はいつも終電以降も店に残り、店舗に寝泊まり。そのおかげで私は一応終電前に帰ることが出来た。

それでも、わたしのスケジュールは6時に家を出て、ほぼ休憩なしで24時まで働き、その後家で報告書などを作成して寝るといった酷い有様だった。

店長にいたってはもう店に住んでいる状態だ。たまに家に帰ると、疲れが溜まっているためか起きれずに遅刻してしまうらしい。

しかも社員はわたしと店長しかいない。土日も運営しているので、店長には休みがない。もちろんわたしも休みはなかったが、終電で帰れているだけマシという状況だった。

打開策

このままでは、休みなしで常に働いているような状態になってしまう。そんな状況を長く続けられるはずがないと思ったわたしは、店長に土日を交互に休む提案をした。

幸い、土日の赤坂はとても閑散としていて、弁当の配達もない。夜まではワンオペで十分な状況だった。夜になれば、アルバイトが1名来てくれる。私は短期間でトレーニングをしてくれるように頼んだ。

そこから1週間で夜の仕込みの基本を覚えた。基本的にはつまみがほとんどで、仕込んでおけば出すだけ。メインメニューはランチとほぼかぶっていた。店舗での調理経験などまったくなかったので、最初はもちろん不慣れであったが、何回かやるにつれて中華鍋の振り方にも慣れていった。

店長は久々の休みを満喫していた。久しぶりに家に帰って散髪をして友人と飲んだらしい。私も病欠以来、初めて休みをとった。

鬼の仕打ち

店舗はエリアマネージャーがまとめていた。そして社員は日報を毎日エリアマネージャー宛に送信する。その日報をチェックし、様々な指示を出すのである。

私が行った土日交代制休みは早くもなくなる羽目になった。わたし達が交代で休んでいることを知ったエリアマネージャーが、土日にアルバイトを入れないようにしたのである。

これでまた休みがなくなったうえ、アルバイトが居ない分、前よりも状況は悪化することとなった。

衝撃の店長会議

私の肩書きは副店長だった。いわゆる名ばかり管理職というやつだ。

店長は毎月1回店長会議に出席する。そこに私も出席することになった。肩書の付いてない社員などいないはずなので、もはや全社会議といってもよかった。会場はそこそこ広く、50名はいた。つまり店舗数としては30近くはあったのだろう。

そして会議に出席した私は冒頭で耳を疑った。

「先月の収支は2,000万の赤字です」

…赤字?

これだけの社員がほぼ毎日寝る間を惜しんで働いているというのに、収支は大赤字だったのである。他の社員は全く驚いていない。どういうことか理解できていないのだろうか。

年間にすれば、2億4,000万である。

そんな純損失に耐えられるだけの資本があるようにも見えなかった。どうするのだろうか…?エリアマネージャーは極力社員だけで店舗をまわして根性で売上を増やすように言っていた。

この数字が根性でなんとかなるようには思えなかった。

私は会社のビジネス自体に疑念を抱きはじめた。

つづき

shigoto-toha.hatenablog.jp