EsIdea -仕事について考える-

仕事や心理について

新卒に求められる資質と学校のシステム

時代の変化

シャープや東芝など、日本企業の中では安泰だと言われていた大企業が陰りを見せる中、もう大企業にいれば一生安全ということはないだろう。そして、有能な人材が集まったベンチャー企業が、大企業の利潤を虎視眈々と狙っている。

インターネットが普及してから時代の変化は加速度的に進んだ。人材も流動的になったと言えるだろう。もう、1つの場所に留まり続けること自体が、リスクになりつつある。

私は、グローバル人材という言葉はあまり好きではないが、世界のどこに居ても自分を殺すことなく、ありのままで働くことが出来る人間。それが、少なくとも労働者としての道を選択した人々の目指すべき目標なのではないかと思う。現にそういった人材が海外から日本の市場に流入し、日本人の席が減りつつある。

顧客のトレンドも変わっていく。マーケティング手法に関してもみんなが同じものを買う時代は終わり、どんどんアプローチをする範囲が狭まっている。

学歴だけでは厳しい

これからは何のために大学で勉強し、企業で何を成すかを問われるだろう。高学歴であれば書類や1次は通るだろうが、その先はポテンシャル勝負になる。

「本当に優秀な人材なのか?」ということだ。

正直なところ、そういう資質を問うことは、かなり酷だと思う。なぜなら、日本の学習システム自体がそういう資質を育むような仕組みになっていないからだ。日本の学習システムはほぼ全てインプットだ。

古びたシステムの弊害

知識をとにかく覚え、より正しく答えられた人間が優秀と評価される。これはどんな人間でも、教えられたことを努力さえすれば上に行けるという、ある意味平等なシステムであるが、同時に個性的な能力を押さえ込んでしまう。

それなのに、社会の入り口でいきなりアウトプットを問われる。いままで個性を殺して、集団の中で1番になることを目指してきた人間に個性を問うのである。

これは学校が輩出する人材が、企業の求める人材のレベルに答えられていないと言えるだろう。学校もシステムを変えていかなければいけないのに、凝り固まった考えの人間が中枢に多いためか変われない。国も予算を割いてはいるが、多くの学校は予算をどう使い切るかということばかり考えているのである。

チャンスでもある

社会的にはかなり重大な問題ではあるが、個人的に考えればチャンスとも言える。もしあなたが、大学生や高校生であれば、ライバルに差をつけることができるからだ。上記のことを理解していれば、少なくとも、有名だからとか就職率が高いからという理由で学校選びをしないだろう。

好きな学問であれば、大学をよい成績で卒業するというのは当たり前であり、もしよい企業に就職したいのであれば、プラスαが求められる。

大事なのはあなたが何が好きで、何をしたいかである。もちろん就職以外の道も拓けるだろう。例えば、大学在学中に起業することも可能だ。

就職が良いからという理由で学問を選択したり、安定を望んで有名大学、有名企業に行くのも一つの選択だが、もっと先の未来を見据えて、自己の能力や可能性を広げる選択肢も検討してはどうだろうか。