EsIdea -仕事について考える-

仕事や心理について

人工知能は人間から仕事を奪えるのか

人工知能が騒がれるようになって久しいが、人工知能についての意見は様々だが、目立つのは人工知能が人間を超えて、人間社会を支配したり、人間から仕事を奪う可能性があるということだ。

人工知能の今

人工知能は今どういう状況なのだろうか。正直、知能と言えるかどうか微妙なところだ。将棋や囲碁などで騒がれているAIに関していえば、まだ知能とはいえない。条件分岐に関わるAIはその条件の精巧さがものをいう世界であり、まだ人間が思い描いたプログラム通りに事が運んでいるにすぎない。

ディープラーニング

人工知能がプログラムから抜け出すのに、可能性が見えはじめたのがディープラーニング(深層学習)だ。

簡単にいうと、ディープラーニングとは、今までの人工知能が、大量のデータや、調整をしなくてはいけなかったものが、人工知能自身が大量のデータを自動的に分類できるようになり、分類されたデータについてそれが何かを教えてあげれば、より高い精度で解が導き出されるようになった技術である。

例えば、従来の人工知能の場合、大量の動物の画像を猫やペンギンなどに分類する際、見分けがつくように人間が判断基準を途方もない作業量をかけて調整していた。

ディープラーニングでは、大量のデータから人工知能が自動的に分類をかける事ができ、分類したものが何か教えてあげれば、次回からそれを判別できるようになる。

赤ん坊が「これは何?」と聞いてくるようなものだ。これは人工知能がより、人間に近づいてきたと言っていいと思う。

それでも、真の人工知能は遠い

ただ、これは自己判別ができるかどうかという問題が解決しそうであるということにすぎない。あらゆる可能性を検討してしまうがために動けなくなってしまう「フレーム問題」なども解決できていないし。知能には欠かせない「感情」の問題もある。

だから本当に人間の知能をプログラムで再現できる日は遠い未来なのではないかと思う。

奪われる仕事も限定的

奪われる仕事も限定的だ。人工知能を利用した自動運転などは安全性が証明されるまで配備できないだろうし、自動運転で事故が起きたら誰が責任を取るのかといった法律の問題もある。コールセンターが人工知能に変わるという話もあるが、全てコンピューターで返答されたら、お客はどう思うだろうか?そういった心象的な部分でも、人工知能の雇用への浸潤は限定的だと思う。

もし人間の替わりができるのなら

もしも、人工知能が完成して人間の替わりを作れるのならそれはそれで歓迎すべきことではないかと思う。なぜなら、ロボットだけで、経済を回す事ができるからだ。人間が働かなくてもロボットが働いてくれる。

食べ物もロボットが作ってくれるのである。きっと人間はもっと自由になれるのはないだろうか?ただ、人工知能がもし人間を超えてしまったらもしかするとロボットを支配していたつもりが、いつのまにか支配されている…といったSFの世界になってしまうかもしれない。