EsIdea -仕事について考える-

仕事や心理について

第二新卒で部署ごと丸投げされた話 2

業務改善を重ねた3ヶ月間はとても充実していた。予算はないが、自分の一存で自由にやることができた。

そして、業務改善によって生まれた時間は全て販促につぎ込んだ。どうしたら売れるのか、他はどうしているのか。自分の見せの強みは何なのか。徹底的に分析をして、強みの部分に自分の時間を全てかけた。

そしてさらに3か月後、配送のミスはほとんどなくなり、売上は倍増した。さらに粗利を改善することにより部署の黒字化にも成功した。

暗雲

成果を出し、残業だらけだった業務もほぼ定時で上がれるようになった。しかし、周囲の人たちはそれをよくは思わなかった。

建設業界では残業は当たり前で、残業代などでないのが普通だ。そして長く働いている人間ほど偉いという社風もあった。

EC事業と建設事業はまるで業態が違うにもかかわらず、日々残業をしないことに対する風当たりは強くなっていった。

売上に関しても、あがればそれが当たり前になっていき、下がれば、下がった理由を問いただされるようになった。また、根拠のない売上目標も提示され、それを達成できないと叱責されるようになった。

見知らぬ新人

ある日会社に来ると、新入社員の紹介があった。工事部の人間が増えるのかとおもいきや、ウチの人員とのことだった。しかもWEBデザイナーと名乗るその女性は30代でまったくWEB業界の経験がなかった。

女性はとてもわがままだった。WEBデザインの知識がほぼないにもかかわらず、教えられることを非常に嫌がり、さらに遅刻は繰り返す。果ては上司である私の命令もすぐに無視するようになった。手に負えないと判断した私は、あえて彼女に仕事を与えないようにした。

新人発狂

仕事を与えないことによって、毎日暇そうに椅子に座っていた彼女は、社長のろくでもない業務の餌食となっていた。普段社長の思いつきの業務に手を焼いていたわたしたちは、快適に作業ができるようになった。社長の目的は自分の影響力を誇示することなので、会社で一番暇な彼女が盾になることによって、他の社員への叱責や、命令が減ったのだ。

彼女はしだいにストレスを溜めていった。ただでさえ、堪え性のない彼女が爆発するのは時間の問題であった。

彼女は些細なことからヒステリーを起こして、泣き叫ぶようになった。わたしは何も手助けをしなかった。矛先はたいていわたしであったが、八つ当たりでしかないので、全く関与しなかった。それによって、どれだけ彼女が酷い人材であるかを広告できればいいとすら思っていた。

悪化する関係

日々悪化していく部内の雰囲気に、私は彼女が辞めてくれることを祈りながら自分の仕事だけに集中していた。彼女との関係悪くなるにつれ、社長に対して彼女がわたしのネガキャンを行うので、しだいに社長との関係も悪化していった。

何の根拠もなく私の行った施策を元の状態にもどすように言ったり、思いつきで新たな商品を追加して売れないことをこちらの責任にしたりしていた。

他の社員であれば、社長が満足するまで平謝りするところだが、わたしは社長の叱責に対して納得できない部分は一切謝罪しなかった。そういったところが、社長は一番気に食わなかったようだ。

次第に社長の嫌がらせは日増しに酷くなっていった。