EsIdea -仕事について考える-

仕事や心理について

社長の器と会社の大きさは比例する

社長の器と、会社の大きさは比例する。ここでの器とは、一個人の職務遂行能力ではない。社長そのものである。もちろん運などの不確定要素も含む。

会社は社長の分身

会社は創業者の社長から生まれる。生まれてくる会社は社長の分身のようなものだ。ビジネスモデルはもちろん、オフィスの雰囲気や社員の性質にいたるまで、社長の影響を受ける。

社長の器がいびつであれば、性質が偏り、バランスの悪い会社になるし、器が小さければ、順調であってもある規模から成長が止まる。目標の大きさと、その器の大きさに差がありすぎれば、目的の大きさに到達する前にバランスを崩してしまうだろう。

社員の性質

社員の性質は特に影響を受ける。創業時からのコアメンバーは社長とつながりの深い人物が選ばれることが多いし、それでなくても社長が直々に採用活動をしたり、紹介されるパターンが多いからだ。社長が社交的で、オープンな性格であればそのようなひとが多くなるし、逆もしかりだ。

また、どれだけの人間を受け入れられるかということも重要である。ある程度のカラーは必要かもしれないが、一つの価値観だけでは幅が広がらず、成長に限界がでてしまう。

規模が大きくなればなるほど人材には多様性をもたせ、バランスを考えなくてはいけない。受け入れられないからという理由で優秀な人材を排除する会社は珍しくない。

会社の規模

会社の規模がある程度に達すると、いくら優秀であっても社長だけではマネジメントができなくなるときが来る。そのレベル以上は大きくしたくないという社長もいるし、したくてもできない社長もいる。

ある程度の規模になれば、会社はいくらかシステム化をしなくてはいけない。個人事業主がただ集まったような会社では、チームの恩恵をうけられないし、あらたな考え方も生まれにくい。

会社がどうあるべきかを明確に示し、浸透させ、徐々に手放さなくてはいけない。子育てで過保護にしてしまい、子供の成長を阻害してしまうのと一緒である。

規模を拡大するには

規模拡大には、組織を整えたうえで、組織の可能性を信じて任せるという決断が必要だ。その組織が成長して新たな組織を作り出すのである。この段階になると社長には仕事の能力ではなく、想像力、行動力、決断力などの精神的な能力が問われる。その人の歩んできた人生が問われると言ってもいいだろう。

機会をつかんで会社を軌道に乗せ、成長できた会社でもある程度の規模からは本質的なものが問われてくる。ここからは運だけでは厳しい。

自分が会社の規模を拡大できるような器でないと感じたなら、その器である人物を代わりに社長にするという手もある。成長段階で社長が交代するのは珍しい話ではない。

社員の中にそういう人物がいるならば、そういうことも視野に入れておく必要があるだろう。少なくとも、自分が絶対に社長でなくてはいけないということはないし、それにこだわるようでは器が大きいとは言えない。